2010年1月16日土曜日

銀食器の磨き方

最初にこちらのシルバーのフォークを1本1ドルで、3本購入しました。

Pyrexのスキレットのハンドルを探している時に、同じ箱に入っていて、フォークの先の形が、悪魔が持っているヤリのようで、面白いなと                         思い、買いました。

シルバーは空気に触れると、黒く変色します。

このフォークも、箱の中に無造作に置かれていたので、当然、キズも多く変色していました。

夫が紙やすりをかけて、歯磨き粉で磨いたら、かなり綺麗になりました。



こちらは、その後に行ったスリフトで、こちらもステンレス、シルバーの区分け無く、無造作に箱に入っていた、フォーク、スプーン、バターナイフ等の中から、シルバーのみを購入しました。

こちらは、どれも1本19セントなので、19本買いました。

銀食器はすべて刻印が入っているので、製造した会社、年代を調べる事ができます。
刻印には1847と入っているスプーンもありますが、これは会社の設立した年代と思います。

ネットで調べると、デザイン等の特徴で、年代が推定できるのですが、殆どの銀製品が100年以上前の物。
これぞアンティーク。アメリカのスリフト恐るべし。

スリフトに行った帰り道にWalmartに寄って、液体のシルバー磨きを買いました。
この液体に漬けると、黒く変色していた銀が、ほぼ銀色になります。(下の状態)

しかし、傷、柄の隙間の汚れは取れません。

その為、夫がHome Depotで購入して来たのが、油取りの洗剤と磨き粉です。

まず、銀食器を、一番細かい紙ヤスリで全体を擦り、キズを取ります。
次に、隙間の汚れを油取りのクリナーを付けた歯ブラシで、擦りとります。

更に、磨き粉をスポンジにつけて擦り、完全に汚れを取ります。

この段階では、銀は艶消しの状態なので、歯磨き粉を、柔らかい布に付けて、ゴシゴシ擦ると、銀の艶が出てきます。

1本のバターナイフに、夫がかけた時間は、ナント3時間以上です。

左が、上の工程を終了したバターナイフ。右は薬品処理しただけの物です。
写真では、ちょっと分かりにくいのですが、かなり差があります。























お気づきかと思いますが、この作業、私は全くタッチしていません。
夫の趣味です。

夫が車の洗浄、トイレ、バスルーム、キッチン等の掃除をすると、ものすご~く綺麗になります。
私が、手伝うと、気に入らなくて、自分でやり直すので、最近は、夫が掃除している時は任せて、見ているだけにしています。

スリフトで購入した食器も、私が洗った後に必ずチェックして、気に入らないと自分で洗い直しているんですよ(笑)。

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2 件のコメント:

  1. ロンドンで銀食器のアンティークショップマーケットに
    行ったことがありますが、商品を手に取るとイヤ
    そうでした。
    こんな苦労があったなんて思いもよりません。
    すごすぎるぞご主人!!

    日本も不景気で趣味のものにお金をかけられる人が
    少なくなっているようです。
    peko

    返信削除
  2. 日本人は貯蓄が美徳で、不景気になると一気に消費が鈍るよね。
    アメリカ人も、以前のような、旺盛な購買意欲は減少しているのでしょうが、なかなか生活水準を変えられないみたい。

    夫の職場の人の話を聞くと、かなりの頻度で、外食しているし、ラスベガスでギャンブルしたりと、夫と同じ程度の給料のはずなのに、不思議。

    私たち夫婦のような生活は、アメリカ人には、ありえないかもね。

    返信削除

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