青い空

アメリカで暮らしていると、物事がスムーズに運ばない事は、良くあることで。。最近、ここ数カ月で準備してきた事が、何方かのケアレスミスで、今までの時間、労力、それに伴う経費等が水の泡と消えました。

正確に言うと、全く消えてしまったのでは無く、一からのやり直しです。今回の事は、相手もミスを認めていますが、相手にそれを直すすべは無く、またそれをやる気も無く、私たちは運が悪かったと諦めるだけで終わります。アメリカは訴訟社会と言われますが、アメリカの企業、個人のミスで被害を受ける人が数多くいる為、運が悪かったと諦められない人は損害賠償の為に裁判を起こして戦うのでしょう。

それに比べて日本の社会はミスが少ないのは、企業努力もある事ながら、ひとりひとりの従業員の仕事に向ける姿勢が真面目な点もあると思います。

例えば、日本の銀行との取引で間違いが起きる事は、そうは無いし、銀行員に質問すると適切な回答が返って来ます。しかし、アメリカの銀行では、手数料が間違えて取られていたり等のミスはよくある事。その為、顧客側が自分のお金を守る為に、Bank statementには、充分に目を光らせる必要がある。

夫のBank statement に間違いがあり、訂正してもらいに銀行に行くと、担当者はパソコンを叩いて、「必ず次回からは直ります。」と言うのですが、次の月になっても 同じ間違いが起きている。その為、毎月銀行に足を運んでも同じセリフで、翌月になっても直らない。今回はいつもと違う若い女性に聞いてみると、「それはここでは直せないので、カスタマーサービスに電話して下さい。」と言われました。
前の担当者は毎回、パソコンを叩いていたけれど、彼は一体何をしていたのだろうか。分からないのなら、上司に相談するなりして欲しい。たぶん、あまりに簡単な事で知らない事が恥ずかしく、聞くこともできなかったのだろう。

銀行のカスタマーサービスに電話するのは、テープの声を何度も聞いたりして面倒なので、オンラインのチャットを使って、カスタマーサービスの人と話したら、簡単に直してくれました。

今回の件は、この銀行とのやりとりとは関係無いのですが、最初からのやり直しになるので、また時間はかかりますが、いつか良い結果が出ると信じて、事を勧めて行くしか道はありません。

いつまでも落ち込んでもいられないので、夫と近くのお寺に行きました。10月に入っても日差しが強く、青い空に飛行機雲が見えました。

広い青い空を見て、やや気分が晴れました。それにしても、いつ秋は来るのでしょうね。

こちらは、お寺で食べた精進料理です。はっきり言って薄味で美味しい物ではありませんが、なんどもお代りできるので、お腹は一杯になりました。（苦笑）





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