2009年8月22日土曜日

医療保険

風邪をひきました。鼻水がズルズルです。
ロサンゼルスは朝晩はすっかり涼しくなってしまい、寝冷えしたようです。
夫の職場の人が誘ってくれて、行くはずだったバスのカジノツアーもキャンセルしました。

日本では、風邪くらいで気軽に行っていた医療機関に今は行けません。

なぜなら、
医療保険に加入していないからです。

アメリカに来る前に、夫の会社の方から医療保険には、入社後3か月で入れると言わていたのですが、アメリカに着いて、すぐにオリエンテーションを受けたところ、保険加入は6か月後とのこと。

9月までなんとか大きな病気や怪我をしないことを祈るばかりです。

日本で、海外滞在者向けの保険に入ろうと思ったのですが、これらの保険は旅行者、留学生、駐在員とその家族の為の保険であって、永住権保有者は、加入できないそうです。(同じ、日本人なのにヒドイ。)
加入しても、永住権保持者と判明したら、支払を拒否するとはっきり書いてあります。

アメリカの医療制度は問題点だらけです。

1.医療費が高い!(保険に入っていたとしても、請求書がいくらくるのか恐ろしい。)

2.日本のような、国民健康保険がない。ほとんどの人は、会社との契約で保険に加入し、失業と同時に保険も失う。

3.民間の保険会社の保険料が高い。

4.保険に加入していない人が、4,700万人以上いると言われている。(不法滞在者を含めれば、もっといるのでは?)

5.無保険の人が医療機関を利用すれば、当然支払ができない=料金の踏み倒し。
景気の悪化で、無保険の人が増加すると、医療費の支払いをしない人が増え、医療機関は料金を値上せざる負えない。

6.高くなった医療費が払えず、さらに料金の踏み倒しの人が増える。(まさに、悪循環)

現在、オバマ大統領が医療保険の改革を行い、国民皆保険制度を目指しているが、富裕層の国民から反対を受けている。
当然彼らには、増税が待ち受けているからだ。

アメリカには高齢者にはメディケア、低所得にはメディケイドという、公的医療保険がありますが、このどちらにも適応しない、夫と私のような、中間所得者は高い医療保険を支払い、高い診察料を支払うという選択肢しかないのです。

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